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「第1回印象派展から150年」という新聞記事を読んで、警視庁警察官当時を懐かしく思い出しました。
実は昭和63年の警視庁刑事部「国際捜査課」(現在は組織犯罪対策部)発足の契機になったのが、モネの「印象-日の出」という絵画でした。
当時パリの美術館から盗み出されたこの絵画が、印象派に人気の高い日本の東京で取引されるのでは、とフランスから専門の捜査官が乗り込んできたのです。
リーダーはシャネルスーツをバシッと着こなした女性の警部さん。
屈強の男性捜査官を両脇に従えての来日でした。
現在はパリのマルモッタン・モネ美術館の所蔵ですから、無事に持ち主のところに戻ったわけですが、東京での捜査がどのような結末だったのかは、下々の私の知り得るところではありませんでした。
ですから、ずっと後になってパリで初めてこの絵を見たときは、不思議な懐かしさと「意外に小さいな」という思いを抱いたのでした。
退職直前に勤めていた「国際捜査課」では、それぞれ階級の異なる4名の女性警察官が美術品関連の捜査にあたっていました。
私もインターポール(国際刑事警察機構)から回ってくる盗難品の手配書を片手に、連日都内の画廊や近県の美術館を回りました。
英語を使える部署で働きたいとの当時の思いは実現したものの、刑事という世界では体力・体格など男女の性差に限界を感じ、退職を決意するに至りました。
今でも印象派は好きで、展覧会があるたびに足を運んでいます。分厚いカタログとお土産のポストカードが増えるばかりです。
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足立区長 近藤 やよい
電話 03-3880-5111
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